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米を量る単位とは?

お米

お米を量るときにはどういった単位を使うのでしょうか。ここではお米を量るときに使う単位について紹介をします。

日本古来の長さや容積の量りかた 

日常で計量する場合によく使われている1カップは200mlですが、ご飯を炊く際に使う米の計量カップの容量は180mlです。180mlは1合に当たる容量に当たります。180ml=1合という単位は日本古来からある長さや容積の量りかたの尺貫法にもとづくものです。

尺貫法とは

日本古来の度量衛法どりょうこうほう)によって、江戸時代の日本では長さを測るときには「尺」、質量を測るときは「貫」という単位を基本とした「尺貫法」といった単位が使われていました。

1959年に原則として尺貫法は廃止され、1966年にメートル法に統一されました。ただ、50年ほど前まではメートル法と併せて尺貫法も使われていました。

現在では国際的に統一されたメートル法

明治時代になり、1885年に国際的な単位の統一を目的としたメートル条約に加盟し法整備が行われ、長さをあらわす単位をメートル(m)、質量をはかる単位をグラム(g)、体積にリットル(ℓ)、面積にアール(a)などが用いられるようになりました。メートル法は18世紀のフランスで提唱された単位です。

米などを量をあらわす単位

米などを量る容器として使われている1升枡(いっしょうます)の大きさは、1696年に徳川家康によって全国で統一されました。1升枡の大きさは4寸9分四方、深さ2寸7分と定められました。といわれてもなんだかピンとこなくてイメージがわきにくいですよね。

1升はリットル(ℓ)に換算すると、およそ1.8ℓです。また、1升の10分の1の単位が1合です。1合はいまでもよく使われています。さらに1合の10分の1が1しゃくです。わかりにくくなってきたので表にまとめてみました。

尺貫法で容量や重さをあらわす単位

  単位容量重さ
1石(こく)約180ℓ約150㎏
1俵(ひょう)約72ℓ約60㎏
1斗(と)約18ℓ約15㎏
1升(しょう)約1.8ℓ約1.5㎏
1合(ごう)約180ml約150g
※尺貫法の量(体積)の単位

お米の1石は150kgに相当します。150kgは大人が1年間に消費する米の量として考えられています。また、1石=1,000合に相当するため1日分だとおよそ3合(約450g)になる計算です。

面積をあらわす単位

尺貫法で面積をあらわす単位はどんなものなのでしょうか。尺貫法で面積をあらわす単位には「(ぶ)」「坪(つぼ)」「(せ)」「(たん)」「(ちょう)」などがあります。それぞれの単位を表でまとめましたので参考にしてみてください。

尺貫法で面積をあらわす単位

  単位面積(a)
1町(ちょう)9917.4㎡約3,0001ha
1反(たん)991.74㎡約30010a
1畝(せ)99.174㎡約3001a
1歩(ぶ)3.3058㎡約1
※1坪=3.33305785㎡  1反=991.74㎡
       

参考資料: 八木宏典監修「最新版 図解知識ゼロからのコメ入門」

まとめ

ここではお米を量る単位について紹介をしてきました。日本古来から使われている「俵(ひょう」「合(ごう)」などの単位は現在では一般的にあまり使われない単位ですが、お米を量るときなどには今でも用いられています。お米以外にもお酒や醤油などをあらわす単位として「合(ごう)」や「升(しょう)」は使われています。これからお米などを量る場合にあまり聞き馴染みのない単位で「1合って何グラムだっけ?」「1升って何リットル?」など疑問を感じた際には参考にしてみてください。

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